有川将臣−LaLa全サ・ナレーション&ラブメッセージ
ナレーション/有川将臣
   自分の道は自分で決める──なあ、そうだろ?
   俺たち…お互い、重いものを背負い過ぎちまったんだ…


あの日、俺は懐中時計を渡すつもりだった
学校でクリスマスプレゼントとして…お前に

それが何がどうなったのか
変な場所に流されるは、着いたと思ったら傍にお前たちは居ないはで…
これは夢だ、って…そう思った

左耳の石にしろ、本当分かんねえことだらけで
だけど…まあ、流されっぱなしなんて性に合わないからな

三年半…俺がこっちの世界に来てからの三年半はいろいろあったが、
無事に譲たちとも再会できたわけだし
これでも、相当ラッキーだったと思ってる

何より、時間のずれが起きたのが俺でよかった
お前たち二人が一緒で変わりなくて…安心した

お前たちがこっちの世界に溶け込めてるかどうかも心配だったが、
それは俺の杞憂だったらしい
ちゃんとお前には仲間も居て…お前が白龍の神子で、
俺はお前を守る八葉だって話には驚いたけどな

だが、俺は八葉として…そう長くは傍に居てやれなかった
またな──って、言って別れただろ?
きっとまた逢える…妙に確信だけはあるんだ

その時まで、俺は…この世界で守らなきゃならないものを守っていく
次第に力を高めていく
源氏が勝つ歴史を…覆したとしても──

「小松内府重盛」…平家の大将、平清盛の息子──今の俺の名前
その名が持つ力を使えば、できることがある

経正も忠度殿も…知盛も居るしな
みんなで生きられる場所を必ず探し出すだろう
たとえ、戦いの日々が続こうと…お前と離れても、すれ違ったとしても

お前は…どう思うだろうな
運命は、変えられないと思うか?
──俺は変えてみせる

お前は剣を持たない片手で、誰の手を取るんだろうな
俺は…この手が剣を手放す時は、逃げるためじゃなく、前へ──


ラブメッセージ/有川将臣
おい!こっちだこっち!
あぁ、おいおい、足元気を付けろよ

んっとによくコケるよなぁ、お前
大丈夫か?ほら、つかまれよ──っと

はー、どうだ、いい眺めだろ
こっから夕日が落ちていくのを見るのが、最近の俺のお気に入りでさ

ん?あぁ…太陽が海に溶けていくみたいですげぇよな…
昼間よく晴れていたから雲も少ないし、
ほんと、ラッキーだったな

にしても、やっと連れてこれたな
…ん?いや…お前と離れてた3年半の間さ、
面白いもんとかきれいなもん見るたびに
あーこれ、あいつにも見せてやりたいなー、きっと喜ぶんだろうなーって、
俺の頭の中、そればっかだったんだぜ?

…っ、ほんとだって!笑うなっ!

まぁ…確かに向こうじゃ、高校入ってからは
そんないつも一緒ってわけじゃなかったよな
お前とは学校以外で顔を合わせることも少なかったし…

だけど、不思議と思い出すのはいつもお前の…
お前と譲のことばっかだったんだからさ

そういやここ、夜は夜で星がよく見えるんだよ
こうしてこのまま待ってりゃ、流れ星とかも見られるんじゃないか
お前、そういうの好きだろ?

──俺の願いごと?俺の願いごとは…もう半分叶ってるし、
今日はお前の願いごとを唱えんの手伝ってやるよ

…ほら、なに人の顔じろじろ見てんだよ
うん?願いごとの半分は何かって?
…ノーコメントだよ、ノーコメント…あ、ちょっ、こらっ、
袖引っ張るなって!

なんだよ、そんなに聴きたいのか?…お前なぁ…
ん、そだ…あ、そうだよっ、
俺も気になることがあんだけど?

いやいや、そんなたいしたことじゃないんだけどさ…
憶えてるか?ガキの頃、ばーさんに聞いたことあったろ
ほら、夢の中に誰かが出てくるのは相手が自分に逢いたがってるから、
その逢いたいっていう相手の気持ちが夢を見せるんだってやつ

聞いたときは、イマイチ解んなかったけどさ
今の俺らなら…解るだろ?

な、俺たちの場合…どっちがどっちだったと思う?